日野菜連載04) 2-1 はじめに/2-2 町の人々の日野菜漬への想い

※ この記事は連載ですので、
目次ページを参考に順にご覧になることをおすすめします。


 基本的に学術的価値なんてものはなく、
例証も検証も行ってない「一個人の独自研究」として取り扱いください。
(言われなくてもそうするとは思いますが…)



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近江の伝統野菜「日野菜」
〜日野菜(地場野菜)は乱立する「地域名物」の一つでしかないのか?〜

2.本論

2-1 はじめに

 日野町には、滋賀県の無形文化財に登録され全国的に食として広まっている、「日野菜」という存在がある。しかし、観光振興・地域PRの点からだけで日野菜を見るのであれば、それは決して「大成功」しているということはなく、全国的な知名度や理解度は残念ながらそれほど大きくはない。
 一方で、近年さまざまな土地で「ご当地もの」が取り上げられているが、新たに生まれては消える「にわかご当地もの」も多い。それでは、やはり各所に乱立する伝統野菜もまた、単なる「ご当地もの」素材として一過性のブーム的存在でしかないのであろうか。日野菜と日野町を題材として、これを検討していきたい。

2-2 町の人々の日野菜漬への想い

 まず、日野町の人々自身が日野菜や日野菜漬についてどのような想いを持っているのか、何件かインタビューを試みた。その結果、人によって、また時代によっても様々な回答が返ってきた。例えば、「なくてはならない郷土の味」という意見もあれば、「自分の家で漬けるところが減ってきた」というものもあってバラバラなのである(被面接者の特性は後で述べる)。
 そこで、日野町内でも地域や職業などで差があるのではないかと考え、まず地域を区別してインタビューや建築物などの現地調査を行い、整理することとした。


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