日野菜連載03) 1-2日野町概要 1-3「ご当地もの」ブーム

※ この記事は連載ですので、
目次ページを参考に順にご覧になることをおすすめします。


 基本的に学術的価値なんてものはなく、
例証も検証も行ってない「一個人の独自研究」として取り扱いください。
(言われなくてもそうするとは思いますが…)



 前記事: 1-1 日野菜と日野菜漬の概要
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近江の伝統野菜「日野菜」
〜日野菜(地場野菜)は乱立する「地域名物」の一つでしかないのか?〜

1.序論 (つづき)

1-2 日野町の概要4)

 今回の報告の舞台である日野町の概要を記す。
日野町は、滋賀県の東南部、鈴鹿山系を水源とする日野川および竜王山を水源とする佐久良川の流域に沿って拓けた町で、人口は約23,000人(H19現在)である 。

 交通事情の特徴としては、JRや名神高速道路、国道1号線などの主要交通路が通っていない。しかし、近江鉄道の日野駅が日野中心部の西2〜3 kmのところにあり、JR草津線・貴生川駅(甲賀市水口)から20分を要する。またJR東海道線・近江八幡駅からはバスが走っており、所要時間は約40分である。

 基本的には典型的な農村地域であるが、日野川沿いに開けた土地が続いており中心部から外に目を向ければ、山間の農村という雰囲気ではなく一面の田んぼが見渡せる風景である。人口動態としては、ここ30年は増加もしくは横ばいである。高齢化率が上昇(ここ30年で12%から23%)しているが、世帯数も3割ほど増えており、点在していた新興住宅地に住む新住民が増えているとみられる。

 町内の位置取りとしては、15 km×12 kmほどの町域の中心に中心部があり、その5 kmほど南の山あいに日野菜原産地である鎌掛地区がある(図 3)。

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図3 日野町の全体図4)
(日野町観光協会の地図4)に「中心部」「原産地」「スケール」を追記。原本はこちら。)


1-3 「ご当地もの」ブーム

 近年、さまざまな土地で「ご当地もの」が取り上げられ官民挙げてPRされている例を散見する。さながらブームともいえる状況である。それは、概ね観光振興が目的であったり、純粋に地域おこし・町おこしにより地域の士気を高揚させることが目的であったりする。

 しかし、一口に観光振興や町おこしのための「ご当地もの」といっても、様々な種類のものがある。
 その一つは地域の(広い意味での)特産物である。この中には、農産物(その中には伝統野菜も含まれる)や工芸品、郷土料理が含まれる。つまり、昔からの伝統ある農産物や料理である。
 しかし実は現在、こうした昔からの伝統のもののほかに、町おこし的に「新たに作られる」ご当地ものも存在する。それは、例えばご当地グルメものとして新しく開発される場合もあれば、さしてその土地に関係のないものもある。ふさわしい代表例を挙げられる知識を持ち合わせていないが敢えて挙げると、東国原宮崎県知事グッズ(知事が売り込む農産物は別として、単に知事の名前やイラストを冠した様々なグッズ)や、東京の東京ばな奈、渋谷のハチ公バーガー、境港の鬼太郎ラーメン、食べ物以外ではひこにゃんとそのグッズなどが挙げられる。その中には、一定の支持を受けるものもあればやがて消え去るものも含まれる。このような「にわか発生」的な「ご当地もの」もやはり観光振興や地域の士気高揚の機能を有している。

 そこで本報告では、このように多くの「ご当地もの」が出現する今日において、日野菜をはじめとする伝統野菜(地場野菜)もそのような乱立する地域名物の一種でしかないのか、検討する。


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参考文献
日野町ホームページ http://www.town.shiga-hino.lg.jp/
日野観光協会ホームページ http://www.biwa.ne.jp/~hino-to/


テーマ : 滋賀県情報 - ジャンル : 地域情報

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