だつさら医学生の備忘録。
ほぼ平成生まれの大学生に囲まれながら日々を送る30代医学生。 主に医療ネタで考えたことを記録していきます。。。
車いすのお医者さん・荻田謙治先生のお話を聞いて
そのことによる苦労や葛藤、医師を目指すことへの迷い、それを支えた仲間や大学などのお話は大変印象的なものでした。
しかし、もう一つ考えさせられたことについて書きたいと思います。
今日の医療に対する社会の要望に、「患者の目線に立った医療を」というものがあります。
ご講演の中で、患者の認識と医療者側の意識とが食い違っている例が挙がっていました。例えば「十分に説明している(されている)と思うか?」という認識についてです。
多くの医療者側は現時点でもそれなりに「患者側の視点に立っている」つもりなのだと思います。しかし、患者の側はそのようには感じていません。
荻田先生がおっしゃられたように、患者側の実際の感覚・心境を理解できるほど医療者側の経験や想像力は決して高くなく、理解しきれていないのだろうと思います。
理解しきれていないかもしれないという当たり前の認識を持つ。自分の知識や経験、想像力が不足しているのだということを、診療中や普段から意識する。それだけでも大分違ってくるのではないかと思います。わかりたい、わかろうという姿勢や態度が重要なのかもしれません。
ただ、経験や想像力は、医師になってからはもちろん学生のうちから高めるべく努力のできるものだと思います。医学生は様々な経験やいろいろな人の話を聞く機会に恵まれています。是非活かしていきたいと思っています。
「再受験」勉強の実態
医学部再受験。
それを志そうか迷っている皆さんも、
いま再受験に取り組んでいる皆さんも、
自分の置かれている状況をどのように見たらいいのか
その判断根拠となる情報の少なさを感じておられることだと思います。
特に私の場合と同じように、働きながら再受験を目指そうかという方は、
本当に難しさを感じておられることでしょう。
「どれくらいの勉強時間が必要なのか」
「働きながらで、どれだけできるのか」
その実態を少しでも知ってもらえればと
「勉強時間」と「勉強科目」を記した2シーズン分の勉強記録を載せてみようと思います。
勉強時間の生の実態が、基本的に編集されることなく提示されることは少ないと思います。
全体の勉強時間だけでなく、
勉強のペースというか進み方のイメージを掴んでもらえればと思っています。
もちろん、バックグラウンドが千差万別ですし、
こんな生データからはそうそう有益なヒントは得られないとは思います。
ただ、少しでも判断根拠となる方がおられればという程度です。。。
ちなみに、旧帝大 理系学部 生物系出身です。
会社では生物系の研究職をやっていました。
(下に続きます)
再受験1シーズン目の勉強記録(↓)。
※要注意!300KB以上あります。
※ノートをスキャンした生データです。 
再受験2シーズン目の勉強記録(↓)。
※要注意!200KB以上あります。
※ノートをスキャンした生データです。 
ひとコマ75分と考えてください。
例えば、「英化地」と書いてあれば、
英語、化学、地理で、計3時間45分 勉強したということです。
働きながらの受験勉強でしたので、
基本的に仕事が終わってからの勉強でした。
なので平日の勉強時間確保が悩みでした。
平日は平均して大体21時くらいの帰宅。
休憩を入れながら2時半まで勉強するという感じです。
ただ、「勉強記録」を見ていただければわかりますが、
出張が入ったり、帰るのが遅くなったり、いまいち机に向かえなかったりで、
結構勉強できていない日も多いのがわかります。
とはいえ、仕事のプレッシャーも含めて
これでも結構いっぱいいっぱいでした。
仕事と勉強、お互いにたがいの息抜きになってうまくいっていましたが。
こんな感じです。
またいずれ、勉強計画や実態・内容について、書いていきたいと思います。。。
東近江保健所 角野所長のお話を聞いて
今回のお話のメインは国際医療協力でしたが、少しだけお話いただいた医療政策の部分も大変興味深いものでした。現在は医療制度改革が盛んに言われている時代でもあり、ますます医療政策者の果たすべき役割は増しているように思います。私は臨床医を目指していますが、臨床医を目指して情報収集する中でも様々な制度上の課題も目にしました。臨床ももちろん大切ですが、その枠組みを作っていく仕事にもやりがいを感じました。
また、そのお話の中で、「本当に国民に求められている医療は何か、命にかかわる医療だけが重要な医療ではない」というご指摘も新鮮に受け止めました。私もアトピー性皮膚炎を患っていたり、還暦を軽く越えた両親の健康問題を思い出したりするにつれ、確かに健康にまつわる悩みは大病をしたときだけでなく日常にもその多くが存在することを認識させられました。
先生もおっしゃっていましたが、高齢化社会を迎えるにあたり、高齢者の医療と老人保健・介護分野との連携が重要になってくるのではないかと思います。そのような仕組みづくりに大学がかかわっていく意義も小さくないように思えました。
国際医療協力については、「指導内容や支援内容は現地事情に合わせたもので、将来の自立を見越したものでなければならない」ということが印象に残りました。イラク復興支援における自衛隊の支援内容に対する反省についても同じようなことが言われていたように思います。この考え方は、あるいは日常の臨床行為においても、患者さんとのコミュニケーションのところで重要なのではないかと考えさせられました。
テーマ : 医療系学生の学生生活 - ジャンル : 学校・教育
「わらじ医者」早川一光先生のお話を聞いて
地域医療といっても農村型のそれではなくて、都市型というか下町型というか、そんな地域医療を支えておられます。最近は保険医としてではなく無料で診療(相談?)をなさっているとか。とてもまねのできない境地です。
早川先生には熱烈な早川ファンの皆さんが付いていて、講演会はいつもいっぱいだそうです。人に信頼される医者や医療とはどういうものか、非常に考えさせられました。
自分なりに振り返ってみると、おごらないこと、生命や自然への畏れ、支えあいの心、話を聞くこと・共感すること、といったことを教えていただいたように感じています。これまでも、どういった医者になりたいかというときに「患者の目線に立った」などと考えてきましたが、もう少し掘り下げて、そのためにはどのようなことを心がけるべきなのか、考えていきたいと思いました。
「患者の目線に立った医療を行いたい」などと唱えれば、それだけでそのような医療が実現できるわけではないのだと思います。先生のように様々な人と会って様々な思いを共有していく中で身についていくのでしょう。様々な本を読み、様々な人と出会い、いろいろな経験をしていきたいと思います。
わらじ医者 早川一光のページ
私はコレで会社を辞めました。。。
というわけで私はいわゆる再受験生で、企業で働いた経験もあります。
社会人として仕事をしていくなかで、より直接的に人と関わり合える職業につきたいという想いに至ったというわけです。教育や福祉、医療など、様々な分野の職業について考えたんですが、健康でいたい、健康でいてほしいという人間にとって最も切実な願いに応える職業として、医師を目指したいと決意しました。
今までやっていた大企業サラリーマンのときは、「こんな仕事、組織防衛以外の何物でもないよな〜」っていうときも、「妥協」をして仕事をすることも少なくなかったわけですが、そんな妥協を自信を持って排除できる仕事をすることができるっていうのも一つの動機です。
医師は、その広範な専門知識の必要性だけでなく、コメディカルなど様々な方々との協力で事を進めていく必要があります。相対する患者さんの背景や「人となり」も様々で、幅広い視点が必要だと思います。人生経験といえるような大それたものはないけれど、他の学部や社会人として働いた経験を忘れることなく、これまでお世話になってきた様々な皆さんとのつながりを保ちながら、活かしていけたらと思っています。。。
| HOME |




